酸化(肌サビ) のメカニズムと老化対策

酸化による老化現象は「肌サビ」と呼ばれ、私たちの美容や健康に深く関わるものと近年注目を集めています。

酸化の原因となる紫外線は2月から上昇します

酸化と抗酸化作用

人間は呼吸することにより、酸素を体内に取り込んでいます。

酸素は、細胞内に入ると栄養素と結びついてエネルギーを作りますが、この際に「活性酸素」が発生します。この活性酸素が身体をサビ(酸化)させる原因となります。特に、現代の生活は大気汚染、紫外線の増加、ストレス、喫煙習慣、食品添加物の増加など、活性酸素を増やす原因が増えていると言われています。

元来、活性酸素は体内に侵入した異物・毒物、細菌・ウイルスなどを分解する働きを持っており、人間の身体には必要なものです。しかし、余分に蓄積された活性酸素は、正常な細胞まで攻撃してしまいます。正常な細胞を攻撃してしまうことが、「酸化」であり、これが様々な病気や、老化を引き起こす原因になるのです。

活性酸素は毒性が非常に強いので、体内で触れたものを破壊してしまいます。特に細胞膜の主成分である「脂質」と結合しやすく、過酸化脂質を生成し、細胞が老化するのを促進します。さらに、血管を脆くしたり、生活習慣病や動脈硬化などの現代病の原因の9割を占めていると言われています。

このような活性酸素の攻撃をブロックすることを「抗酸化作用」といいます。

活性酸素が肌にもたらす影響

まず、活性酸素がどのように肌の老化に影響しているのか見ていきましょう。

たるみは見た目年齢をグッと引上げます

コラーゲン・エラスチンを変質させる

活性酸素は、肌内部でハリや弾力を作っているコラーゲン・エラスチンを変性させてしまいます。これがシワ・たるみを引き起こす原因となります。特に紫外線が発生させる活性酸素は、シワ・たるみをまねく要因と言われています。

DNAが損傷すると新陳代謝のバランスが崩れ老化が加速

DNAにダメージを与える

活性酸素は、DNAにダメージを与えます。DNAは、細胞の内部の情報を司り、新たな細胞の生産などの新陳代謝に関係する重要な物質で、DNAが損傷すると新陳代謝が正しく行われなくなってしまいます。新陳代謝が悪化すると、コラーゲンが古くなり固まってしまい、シワ・たるみができやすい肌になってしまいます。

たるみ毛穴は楕円形や涙型をしています

たるみ毛穴を誘発する

紫外線、ストレスなどにさらされると、活性酸素が発生し皮脂が酸化してしまい、過酸化脂質になってしまいます。過酸化脂質は、肌が刺激されることにより、毛穴の開き、たるみや小じわを引き起こす原因となります。顔全体がたるんで見えてしまう原因には、毛穴のたるみや開きがあるのです。

このように、様々な肌トラブルをもたらす活性酸素による酸化、どうすれば防げるのでしょうか。

酸化による肌老化を防ぐために

喫煙で肺にタールが体内に入ると、タールを異物と判断し、活性酸素が発生

とにかく、酸化の要因を起こさないこと。

  • 日焼け止めを使用し紫外線をブロックする
  • 喫煙しない
  • ストレスをためない
  • 添加物は避ける

そして抗酸化の手を借りることが必要です。

  • 抗酸化作用を持つ成分の化粧品を使用する
  • 抗酸化作用を持つ食物を積極的に取り入れる

酸化する原因を作らない、また対抗するケアをして、肌老化を食い止めしょう。

参考記事

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